イッチーがやってきた
イッチー「ういっす」
瀬里葉「フィケールの所に行ってきました。あまりうまい事は言えないけど、今の気持ち
伝えるから聞いてください。キリマンジャロでイッチーさ、頂上まで俺が連れて行くって
言ってくれたでしょ、あの時に、私一人で登る気でいたんだけど、あっちょっとでも
頼っていいんだって思って、ただひたすら前だけ見て頂上目指せたし、窓ガラスが
割れた時とかも、すごいパニックになって怖かったし、銃口を向けられた時もイッチーの
傍にいられれば絶対大丈夫って、なんか、そういう信頼もあったし、うん。精神的に凄い
イッチーを頼って、イッチーがいなきゃケニア、エチオピアっていられなかったなって
思ってます。ん~と・・・今は背中ばっか追いかけて後ろくっついて歩いてるだけの
女の子かもしれないけれど、いつか胸はってイッチーと肩ならべて歩けるようなイッチー
にふさわしい様ないい女になるから、隣にいさせて下さい。イッチーが好きです。
うん。ずっと、傍にいて欲しい、じゃあこれ、チケット。ゆっくり休んで」

 面倒見の良さが災いし自分の恋より他のメンバーの事ばかりが気になりなかなか恋が
 できないでいた。そんな旅で妹のような存在だった瀬里葉。しかし
 イッチー“ずっと一緒におってあいつはどう自分で思ってるか分からないですけど凄い
 強くなったなぁと思うし”
 その夜。
瀬里葉「なんか告白何言ったかよく憶えてないんですけど、自分の気持ち伝えてすっきり
しました。多分チケット戻ってくるような気がします。それ覚悟で告白したんで」
ハラールの町を見下ろす丘の上。
 運命の時を静かに待つ瀬里葉。
 旅をともにしたメンバーたちが瀬里葉の恋の行方を見守る・・・
瀬里葉「昨日、言いたい事全部言ったから、もう言う事ないんだけど・・・うん、
    隣にいさせて欲しい」
 イッチーの出した答えとは
イッチー「お前は俺がタンザニアで入った時からおったメンバーでそん時はほんま、
言いたい事言われへんしあんまり、門限は10時やし、クソガキな部分もあったし、
しゃあないなこいつみたいな。なんか、タンザニア、ケニアでは俺が傍におってあげて、
守ったらなあかんなこいつはみたいなうーん。そういう気持ちでしか正直なかってんな。
まぁ歳の差が6つっていうのもあったし、うん。俺にとっては妹な存在、うん。
でもお前はただの19歳の若い弱い女の子じゃなくて強い女の子、強い人間になろうって
いう、そう思ってるのは凄い伝わってきたし、うん。ほんまにタンザニアでは、
あのキリマンジャロ登り切った瀬里葉っていうのは凄い強い女の子に見えたし、
エチオピアに入って、うん。俺だけじゃない絶対周りだって認めるくらいの強さって
いうのをお前は持ったと思う。今の俺にとってお前は一人の凄い強い、しっかりした女
やから、俺の後ろじゃなくて、すぐ横におったらええから。うん。俺もお前の弱い部分
支えていく、お前も俺を支えて欲しい。ほんまに俺にとっては凄い大事な存在に
なっていった。一緒に日本に帰ろうか!」
瀬里葉「はい。宜しくお願いします」
 イッチー、瀬里葉をお姫様だっこ。
ヒデ「こほ~、あぁ」
イッチー「お前ら見たか!」
おーせ「見てません」


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